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犬の僧帽弁閉鎖不全症に対する自然療法

僧帽弁閉鎖不全症の原因は何でしょうか?


僧帽弁閉鎖不全症(MMVD、僧帽弁粘液腫様変性)は犬に最も多い心臓疾患です。

特に罹患しやすいのは高齢で体重が20 kg未満の犬腫( トイプードル、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、シーズー、キャバリアなど)です。

その原因は、心臓の内部にある僧帽弁にグリコサミノグリカンという糖蛋白が沈着することと、心臓の弁を支えるひも状の組織である腱索の伸展・断裂です。

この病気は遺伝しますので、この病気に罹患する犬は、もともとグリコサミノグリカンを分解する酵素が少ないのではないかと私は考えています。

また、そもそも小型犬では、心臓自体が小さく、その中にある弁を支えているひも状の腱索もとても細いので、加齢に伴って伸展・断裂しやすいのではないかと思います。


一般的な動物病院での治療

一般的な治療としましては、心拡大が認められた段階から強心薬のピモペンダンという化学薬品を投与して、その後、病気の症状や進行に応じて他の化学薬品を追加していく形となります。

ただし、内科的治療は病気の進行を少しでも遅らせるためのものであり、完治させる根本な治療ではありません。

僧帽弁閉鎖不全症の完治を目指す場合は、僧帽弁形成術などの外科的治療を行う必要があります。


当クリニックの自然療法

強心作用のあるハーブやホモトキシコロジー、心臓で起こっている酸化ストレス(活性酸素の産生が過剰になり、抗酸化防御機構のバランスが崩れた状態 )や炎症に対して、コエンザイムQ10やタウリンなどの抗酸化物質、化学薬品の解毒にタチオンなどを使います。

これらは化学薬品との併用も可能です。


お住まいの近くの動物病院で、各種検査や従来の西洋医学的な治療をしてもらって、自然療法の部分のみを当クリニックで行っておられる患者様もたくさんおられます。

治療をご希望の方はご予約の上、ご来院下さい。

また、ご遠方であったり、ご愛犬やご愛猫が通院を極端に嫌がったり、体調が悪すぎて動かせないなど、何らかのご事情で直接ご来院できない場合は、まず電話(オンライン)診療をお受け下さい。その後、必要なものをお送りさせていただきます。



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