キイトルーダというお薬をご存知でしょうか。
昨年、日本で最も売れた医薬品です。
通常、がんができると体内の免疫が攻撃するのですが、がん細胞には免疫から逃れる仕組みが備わっていて、免疫を無効にして増殖を続けることがあります。
キイトルーダは、このがんの免疫阻害機能を止めて、本来備わっている自分の免疫力でがん細胞を攻撃できるように作用します。
実際に、進行肺がんの一部の患者からがんが無くなったり、抗がん剤との併用で転移した肺がんの5年生存率が一部約2倍になったとの報告もあり、かつての抗がん剤では考えられなかった効果が出ています。
1日も早く、動物医療にも応用できる日が来ることを願っています。